何でもない光景

さっきのお昼休み。

夫がリビングのソファに寝っ転がってスマホをいじってました。

気づけばルナが夫の頭側にあるオットマンにごろんと横になり、夫の顔をじっと見ています。

普段あんなところいかないのに。

 

「ルナがわざわざ近くに行ってるよ」

 

そういったら、夫はちょっとうれしそうにルナの頭をナデナデ。

ルナも気持ちよさそうに目を瞑ります。

 

お昼休みも過ぎ、夫は仕事に戻るべく一階に下りていきました。

残されたルナ。

 

しばらくして、ルナはいつもの定位置、ダイニングチェアに戻って寝始めました。

やっぱり夫のそばに行きたかったんだね。

コーヒーを作りに上がってきた夫は「あれ、ルナいつもの位置に戻ってるね」。

やっぱり、僕がいたからオットマンに来てたんだよね、と言いたげなちょっと嬉しそうな、自慢げな顔。

 

そんな些細な光景がなんとも微笑ましいのでした。